ニュアンス

増田さと子

2010年03月14日 14:06


週に3~4回は書店に足を運ぶ岸本さと子です。
スーパーで買い物がてら寄る事もありますが、
ちょっと時間があると立ち読みしてますッ(笑)

上の写真は、
最近 買った本で井形慶子さん『英語のおかげ』。
私は韓国の文化に興味があり毎日「韓国語」の勉強をしていますが、
「語学学習」という共通点に注目し、勉強の参考にするため、
ちょくちょく英語の学習本もチェックしています。


「英語のおかげ」は、井形さんの経験にもとずいたエッセィスタイルの本。
彼女は、
言葉の『ニュアンス』はネイティブ相手に使ってみるしか分からないと話してます。

例えば…「Buzz off」。

映画で少年が「あっちへ行け!」という意味で使っていたのを、
ボーイフレンドとケンカした時に井形さんが言ったところ…。
彼は、すごい剣幕で「女性が使うものじゃない!」と声を荒げたそうですッ。

この「Buzz off」というフレーズ。
なんと「てめぇ、消え失せろ」という乱暴なニュアンスの言葉だったそうな。
使ってみた井形さんも「そこまで言うつもりは…」と慌てたそうですッ(笑)


実は、私も「ニュアンス違い」で驚かれた経験があります。
韓国語のある学習本では、犬のことを「 ケ 」と教えています。

猫は「コヤンイ」。
犬は「 ケ 」。
韓国語学習を始めばかりの約5年前に覚えました。


しかし、半年前くらい?のある日のことです。
RBC報道局のADで韓国人のミジンさん
「ペットは飼っていますか?」と聞かれたので、
 ガ イッソヨ。イルミ イッサ ラゴ ハンニダ!」
(犬を飼っています。名前は一茶と言いますッ!」と元気に答えました(笑)


すると、すかさずミジンさんから
 じゃなくて カンアジですよ、岸本さん」と突っ込みが
何でも、韓国語の「ケ」という表現には
「あの犬野郎!!」「犬みてぇなヤツだな」という乱暴なニュアンスがあり、
ペットとしての犬では決して使わないとのこと…。


ほほぅ~。
やはり「生きた言葉」を勉強するには、
学習本では限界があるのだなっと感じた一コマでした。



井形さんの『英語のおかげ』は、
語学学習のヒントをくれるだけではなく、
「生き方」のヒントをもくれる本だと思います。
行動することの大切さを皆さんも井形さんを通して感じてみてくださいね





関連記事